ブルーストーン採掘場

ボードゲームやらなんやかんや。

ゲームを語る:ドミニオン

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デッキ構築型の開祖、「ドミニオン」。その魅力については様々な視点から語られており、今更自分ごときが何をつけくわえられるのか、という話もある。そんな中、先日久し振りの拡張セット「冒険」が発売された。なので、このセットに関する話かといえばさにあらず。
 

 

最初に「ドミニオン」に触れたのは日本語版が発売されてしばらくたった2010年頃。「いや~、日本語化しなくても遊べるなんて、いい時代になったなあ~」などど感慨にふけりながら自宅に集まったゲーム仲間とプレイしたあたりから始まる。
 
その頃は、娘が産まれてしばらくたち、ようやく自宅に人を呼んで以前のようにボードゲームで遊べるようになった頃だった。流石に毎月のようにゲーム会を開くわけにもいかず、せいぜいが3、4ヶ月に一度くらい。あちこちでオープンなゲーム会が開かれているのは知っていたけれど、当時は今ほどの数はなく、子供連れで参加するのもなかなかはばかられることもあって、自宅でのゲーム会がほぼすべてのゲームプレイ環境だった。そんなわけで、「これは斬新で面白い!!」と思ったもののそこまでシャカリキに遊ぶ機会はなく時は過ぎていくのだった……。
 

 
時は流れ、当時ハイハイしかできなかった娘も「ひつじがいっぴき」を皮切りに次々とボードゲーム・カードゲームを吸収し、「カルカソンヌ」や「カタンの開拓」までこなすようになった。自宅ゲーム会はあまりやらなくなったものの、主催のゲームサークルも含めれば月に2、3度ボードゲームで遊ぶような環境になったこともあり、ゲームをする機会も大幅に増えた。そんな中、そろそろできるかな?と肥やしになっていた「ドミニオン」をひっぱり出して娘と遊んでみたところ、これが大ハマリ。
 
まだ7歳なので、当然カードに書かれた漢字がそのまま読めるわけではない。けれど、出てくる漢字は「獲得」「購入」「廃棄」など、ある程度パターン化されているので、一度教えてあげれば以後はほぼ問題なく読めるようになった。教えた当時は自分でこんなメモを残していたのも微笑ましい。今年の5月頃の話。

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最初のうちは買い物をしてどんどんカードが増えていくのが楽しかった模様で、勝てないながらも楽しくプレイ、という感じだった。そろそろ慣れたかな、という頃合いで鍛冶屋ステロや圧縮上等の攻め方を見せ、なぜ有効なのかを解説したところ、ゲームとしての仕組みをなんとなく理解したらしく、無駄な買い物はしなくなる、金貨の量を見極めて絶妙のタイミングで属州を買いに行くなどこちらの予想を上回る成長っぷり。こちらの見極めが早くて圧勝したサプライでも、「もう一回!もう一回!」と言われて再戦すると一回目よりも効率良く戦えるようになり、負けたりすることもどんどん増えてきた。
 
基本セットでそこそこ遊んだな、というところで我が家唯一の拡張セット「繁栄」を導入するも、これもあっさり飲み込む。基本セットに比べると、結構複雑な効果のものもあると思うのだが、もはやゲームに対する興味の方がはるかに勝るようなので、難なく咀嚼してしまう。 自分が相手をできない時には、あまりドミニオンが得意でない母親に対戦を申し込む。あまつさえ「カードの効果はわかる?大丈夫?」と逆に確認までする勢いだ。あげく、大勝利したりするので油断できない。
 
今や、暇さえあれば「ドミニオンやろう!! ドミニオンやろう!!」と言い出す始末である。
 

 
そりゃ、そのタイミイングで久々の新拡張が出たら買っちゃいますよね。でもって友人から古いプロモーションカード譲ってもらったりすれば、残りのプロモーションカードもコンプリートしたくなりますよね。いずれ我が家に全拡張セットが導入されるのは火を見るより明らかな事と言えよう。

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それにしてもあんまりやりたがるので、「どこが面白いの?」と聞いてみたところ「買い物してどんどんカードが増えるのが楽しい」「どれを買おうか悩んで頭を使うのが楽しい」とのことであった。実に正しく楽しんでいるではないか。そんなわけで今日も楽しく「冒険」の日々を送る父と娘なのでありました。願わくば、このままずっとゲームでつきあってくれればいいなあ、と思う親馬鹿ドミニオン話、どっとはらい