ブルーストーン採掘場

ボードゲームやらなんやかんや。

クローズ会 2019年7月14日

 
某所でクローズドのボードゲーム会に参加しました。
 

真珠を集めるカードゲーム『Pearls』
 

 

最初は、前回のブルーストーンで遊び損ねた『Pearls』。0~5までの真珠カードを集めて得点化し、高得点を狙っていきます。場に公開された6枚のカードを手札に加えて同じ種類のカードを揃えていくのですが、場から取る時は1種類のカードだけを全て取らなくてはなりません。しかも手札の上限が10枚と決められていて、これを越えるようには取れないところがミソ。
 
得点化する時はカードを取る変わりに1種類のカードを複数枚公開します。するとその数字の合計が基本点となり(0はワイルドカード扱い)、さらにその枚数が4~9枚であれば枚数分のボーナス得点も入ります。ただしボーナス点はその点数のボーナスカードがあれば、という条件付きで当然早いもの勝ち。高得点ボーナスを狙って無理にたくさんの枚数を集めてようとすると手が遅くなって却って効率が悪くなってしまったり、ゲーム終了時に手札に残ってしまったカードはマイナスになるなどの要素がほど良いジレンマとなっていて、短時間でもワイワイ楽しめました。
 

3種類のドーナツを場に出していく

ドーナツショップの箱風のパッケージ

子供達が楽しく遊んでいます
ドーナツを12個セットにしてそろえていく『Baker’s Dozen』。おなじみクニツィア先生作で、『ポイズン』のリメイクとのことでした。
 
3種類のドーナツカード(1個分~7個分)と痛んだドーナツカードが配られ、場に1枚ずつ出していきます。同じ種類のカードはそろえて出さなければならず、12個分までは問題なく出せますが、13個以上になるカードを出してしまうと、カードを引き取らなければならず、1枚-1点に。しかし、ゲーム終了時にその種類のドーナツを単独で一番たくさん引き取った人はその分のマイナス点がキャンセルされます。そして痛んだドーナツはどこにでも出せる変わりに1枚で-2点。お得意のジレンマが良く効いているのですが、テーマにハマっているかもあいかわらず微妙なところです(笑)。
 
出しては引き、出しては引きして進んでいく基本ルールの後、最初から全部配り切りでスタートする拡張ルールで遊びましたが、拡張ルールの方が意地悪な我慢くらべになってゲーム慣れしているメンバーだと盛り上りますね。何回か遊んで合計得点の少いものが勝ちになるわけですが、ぶっちぎりの勝利で気持ちよかった!!
 

ルールは至極かんたん

無駄にテンション高そうなラマさん
評判が良くて遊んでみたかった『L.A.M.A.』。何枚か配られた手札を、場に全て出しきるのが目的。カードは1~6の数字とラマカード。自分の手番では、手札を場札の上に出すか、山札から1枚引くか、ゲームから降りるかの3択です。出せるのは場札の一番上のカードと同じ数字か一つ上の数字のもの。ラマは6の次扱いで、ラマの次は1が出せる、という具合でグルグルと循環します。誰かが手札を出し切ったら1ゲーム終了。その時点で他のプレイヤーは残り手札がマイナス点になってしまいます。その時、同じ数字があったら枚数は関係なくその数字がマイナス点。ラマはマイナス10点なので、ラマを持ったまま終わるとかなり厳しい。ゲームから降りるとその時点でマイナス確定になりますが、続けて被害が広がるよりは、という戦略的撤退です。残り一人になるまでみんなが降りてしまうと、最後の一人はもう山札から引くことはできなくなってしまいます。その状態から出せるところまでずっと俺のターン!!出し切れば見事あがりですが、出せなくなってもゲーム終了なので、出せない時は降りるかカードを引くかの判断が重要になります。
 
何ゲームか遊んで誰かが40点を越えたらその時の最小得点者がゲームの勝者となるのですが、さらにこのゲームを面白くしているのは得点チップの扱い。白が1点、黒が10点で両替は自由なんですが、手札を出し切ってあがると、チップを1枚返すことができます。白でも黒でも1枚扱い(!)なので、逆転を狙ってねばるかどうかの判断も問われるところ。目新しいルールやシステムは特にないのですが、まとまりとバランスの良さで新鮮なゲームに仕上がっているのはさすがだなあ、と唸らされました。
 

時間調整も兼ねてトランプゲーム『セドマ』。使うのは2~6のカードを抜いた32枚。4人で遊んで向かいあった二人が味方となって戦うペア戦のゲームです。お?なんか『ごいた』っぽい?
 
基本はメイフォローのトリックテイキングで、7が切り札。メイフォローなので、リードのスートに関わらずどのカードを出してもよいのですが、勝負に勝つのはリードされたカードと同じ「ランク(数字)」で、より後に出されたカードです。切り札の7はもちろんリードのカードよりも強いのですが、これも後出しの方が勝つので、独特のプレイ感覚でした。得点になるカードはAと10のみでそれぞれ1点。最後のトリックを取るとボーナスで1点もらえるので、毎回9点を奪いあうことになります。
 
これを4ゲームやって勝負するのですが、まあ独特でどう遊んでよいのかわからず。相手に上手く得点を差し込んだり、プレイの仕方で切リ札の有無を伝えるなど、確かに『ごいた』っぽいところがあります。1回遊んだだけではまだまだだったので、もう何度か同じメンバーでやってみたいところです。
 

初プレイの二人におつきあいして『マルコポーロの旅路』2回目。キャラクターの特殊能力が強力なことでお馴染のゲームですが、今回はダイス1個追加のマルコポーロさんを使用してみました。もう一つの能力で。毎ラウンド自動的に降ってくる目的カードをガンガン達成する方向でプレイしていたのですが、カツカツ状態を解消できず最後の最後でリソース不足に。後一歩進めればもうちょっと得点を増やせたのにどうやっても叶わず、3位に甘んじてしまいました。続けてやらないと忘れますね!リベンジしたい。
 

危なく翡翠を10個集められるところだった
これまた遊んでみたかった『翡翠の商人』初プレイ。金・贋金・書物・翡翠の4種類のカードがあり、それぞれたくさん集めると得点になる。ただし種類によって得点化の方法や効率がどれも違っていて、どれを主体にしていくかが悩みどころです。肝心のカードの入手は、場に公開されている8枚を競っていくのですが、これが曲者。順番に欲しい枚数を宣言していくのですが、上家のプレイヤーよりも「少い」枚数を宣言していくのです。 自分以外全員パスしたらその枚数のカードをもらって競りから抜ける。残りのカードを残りのプレイヤーで同様にして競ります。最後の一人は残ったカードを全部もらえるのですが、贋金は集めすぎるとパーになるし、バラバラのカードだと得点効率が悪いのであまり得策ではなかったり。普通の競りと違って下がっていくので、感覚は独特だけれどもかえって競りゲームが苦手な人にも遊べる気がしますね。これもやり込んでみるとさらに面白くなりそう。
 

最後は『INVICTUS』第3弾のエジプトで対戦。1戦目2戦目はあっという間に建国・追放で敗北。3戦目は一転して長丁場となり、終戦にもつれこみ。王国ポイントは2対2で同点、入国したカード枚数差で辛勝。エジプトは、戦場や墓場から手札に戻ってきたり、タップしたカードをターン中にアンタップできたりとトリッキーで面白いセットです。もっと流行れ!!『INVICTUS』!!
 
その後は未体験の方に『彼女のカレラRS トリックテイキングゲーム』で遊んでもらって高評価をいただきました。伝道師としての使命を果たしました。やー、未プレイをたくさん遊べてよかった。